「猫と月の夜想曲」
舞台となるのは、幼子の間に誰もが魔力を持つ小動物を魂の伴侶とする世界。
主人公の女の子フィーナは同世代の皆が三歳までには魂の伴侶を得るなか、この世界でただ一人だけ、五歳になっても、まだ魂の伴侶を得ることが出来ずにいた。
迫りくる期限。果たして、フィーナは魂の伴侶と巡り会うことが出来るのか。
物語はフィーナが魂の伴侶を探す所から始まります。その様子が非常に柔らかなタッチで、描かれて行きます。読んでいてとても心地がよい。
それは、文章から滲み出す優しさと、端的で的確な描写力があるから。
無駄がないのに、豊かな情景を、複雑な心理を巧みに描写されていて、文体のテンポがとても素晴らしいです。
フィーナをめぐる魂の伴侶の物語、最新話ではついに……。後は是非ご自身の目でお確かめください。
猫と月の夜想曲
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