今回紹介させていただくのは、こちら。
「猫と月の夜想曲」
舞台となるのは、幼子の間に誰もが魔力を持つ小動物を魂の伴侶とする世界。 主人公の女の子フィーナは同世代の皆が三歳までには魂の伴侶を得るなか、この世界でただ一人だけ、五歳になっても、まだ魂の伴侶を得ることが出来ずにいた。 迫りくる期限。果たして、フィーナは魂の伴侶と巡り会うことが出来るのか。
物語はフィーナが魂の伴侶を探す所から始まります。その様子が非常に柔らかなタッチで、描かれて行きます。読んでいてとても心地がよい。
それは、文章から滲み出す優しさと、端的で的確な描写力があるから。 無駄がないのに、豊かな情景を、複雑な心理を巧みに描写されていて、文体のテンポがとても素晴らしいです。 フィーナをめぐる魂の伴侶の物語、最新話ではついに……。後は是非ご自身の目でお確かめください。
猫と月の夜想曲
今回、紹介したいのはこちら。
「ああ、我等は異世界入国審査官」
舞台は異世界と繋がってしまった日本。
異世界と繋がるゲートに、政府により新設された異世界入国管理局。そこで働く入国審査官が、この作品の主人公です。
異世界に向かう人、異世界からくる人。
そのすべてを審査していきます。
異世界の危険人物の入国を水際で食い止め、違法な薬草を摘発し、科学技術の流出を阻止する。
審査官達の苦労と笑いに満ちた活躍が生き生きと描かれています。
飽きの来ないバラエティーに富んだ展開。随所に散りばめられた笑いのポイント。本当に、読んでいて何度吹き出したことか。
そしてなんと、バトル要素まで!
入国審査官に降りかかる数々のトラブル。
読んでいくと、そのトラブルに時に笑い、時にハラハラします。
これ、映像化したら絶対面白いです。
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ああ、我等は異世界入国審査官
今回紹介したいのは、こちら。
『この異世界によろしく -機械の世界と魔法の世界の外交録-』
こちらの作品ですが、異世界と日本の平和的なファーストコンタクト物となります。異世界の伯爵令嬢と、日本の若手外交官の二人の視点をメインに、描かれて行きます。
互いが互いの異世界を訪問し、それぞれの世界でカルチャーショックを受けていく。
その描写が非常に丁寧かつ、リアリティーに溢れていて、物語の場面が、一つ一つ情景が目に見えるように想像させられてしまいます。ぐいぐいと引き込まれて、あっという間に最新話まで読んでしまいました。
まるで、ファーストコンタクトのSF映画、それの異世界版映画を観ているような気持ちでした。もっと広まって欲しい。早く続きが読みたいと思わせる名作です。
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この異世界によろしく -機械の世界と魔法の世界の外交録-